高校生世代最高峰のリーグ戦「サッカープレミアリーグファイナル」で15日、熊本県の大津高校が初の日本一をつかみました。
サッカープレミアリーグファイナルに初めて臨んた大津。「プレミアリーグ」は、高校の部活動チームと、Jリーグクラブのユースチームが公式戦の舞台で戦える唯一の大会で、各都道府県や各地域のリーグ戦で勝ち上がった上位24チームがEASTとWESTに分かれてしのぎを削り、両リーグの1位同士が真の日本一を争うのが「プレミアリーグファイナル」です。
リーグWESTの大津は、リーグEASTの横浜FCユースと対戦。得点ランキングトップの山下を中心に、前線でボールを収めようとするも、横浜FCのDFラインに捕まってボールを奪われてしまいます。
お互いなかなか決定機を作ることができないなか、前半アディショナルタイム。左の大神、中央の山下の体を張ったポストプレーから畑のミドルシュートが決まり先制。前半を1-0で折り返します。
後半12分には、横浜FCの連携で崩されますが、ボールはファーポストをヒット。
そして、後半31分、山下の展開から右の舛井が後方へ落とし、野口がピンポイントアーリークロス。後方からの難しいクロスに山下が頭で決め、追加点。さらに、後半アディショナルタイムには、相手ゴールキーパーの一瞬の隙をついた山下の精度の高いロングシュートで3-0とし、そのままタイムアップ。
大津が公立校として初めてプレミアリーグファイナル優勝を果たしました。
山城監督
「本当に勝ちたいっていう試合を今年は勝つことができて優勝できていますので、一発勝負の強さっていうものを大津高校として手に入れたと思い込んで、選手権に臨みたいと思います」
五嶋キャプテン
「この素晴らしいスタッフの皆様、最高のチームメイトと最高の瞬間を分かち合うことができて本当にうれしかったです」
山下選手
(選手権での目標は?「全国制覇と得点王(選手権で)10点取りたいですね」
なお、12月28日に開幕する全国高校サッカー選手権大会で、大津高校は29日に福井県代表・福井商業と対戦します。