年末に開幕する全日本高校女子サッカー選手権の宮城県大会の決勝が3日、行われました。ライバル同士の戦いに注目です。連覇を狙う常盤木学園のエースストライカー東堂正枝選手。常盤木サッカーのスタイルである突破力が魅力の選手です。一方、2年ぶりの優勝を狙う聖和学園。チームをけん引するのは、聖和のサッカー、テクニックと速さを併せ持つ今村栞愛選手。実はふたり、北海道出身で中学まで同じチームでプレーをしていました。聖和学園 今村栞愛選手:
「ずっと中学生から一緒で永遠のライバルで、高校卒業するまでライバルだと思って戦ってきました」自らのプレースタイルを生かすそれぞれのチームに分かれて3年。高校最後のライバル対決が始まります。試合が動いたのは、前半8分。常盤木の10番・東堂が突破。そこからのクロスを1年生の藤田がゴール。常盤木が先制します。一方、1点を追う聖和は、相手のボールを奪い、最後は今村。キーパーの動きを見て冷静にゴールを決め同点に追いつきます。1対1で折り返した後半。東堂が見せます。パスを受けドリブル。最後は、狙いすましたループシュート、2対1とリードを奪います。その後、粘る聖和が再び同点に追いつき試合はアディショナルタイムへ…。ゴール前でファールを受けた聖和。フリーキックを蹴るのは2年生の伊藤花恋。このゴールを決めた聖和学園が、3対2で、2年ぶりに優勝。常盤木学園、惜しくも連覇へ手が届きませんでした。常盤木学園 東堂正枝選手:
「悔しいです。試合をしてみて(今村選手の存在を)意識しました」聖和学園 今村栞愛選手:
「今まで東堂に負けていたのでここで、挽回出来て良かったなと思いました」試合後のふたり…。東堂選手:
「めっちゃ泣いてた…」
今村選手:
「お疲れ。(Q 東堂選手はどんな存在ですか?)永遠のライバルです」聖和学園と常盤木学園の両校は、12月29日に開幕する全日本高校女子サッカー選手権に出場します。
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