全国高校サッカー選手権大会栃木大会は11日、宇都宮市の栃木県グリーンスタジアムで決勝戦が行われ、全国への切符をかけ矢板中央と國學院栃木が対戦しました。
この夏のインターハイベスト8、2年ぶりの王座奪還を狙う赤と黒のユニフォームの矢板中央と、26年ぶり3回目の冬の選手権出場なるか、青のユニフォームの國學院栃木。矢板中央は伝統の「堅守速攻」を貫きここまで無失点、國學院栃木は持ち前のパスサッカーで接戦をものにしてきました。
互いに決定的なチャンスを得たものの決めきれず、0対0で迎えた後半終了間際、ゲームが動きました。國學院栃木がペナルティエリア内でハンドを取られPKに。これを矢板中央の鳥塚が落ち着いて決め先制。このまま試合終了かと思われましたがその1分後。國學院栃木のキャプテン河治が劇的な同点ゴールを決めてゲームは振り出し延長戦にもつれ込みます。
ここでは、両チームとも決定機を欠き、PK戦が濃厚の展開となる中、残り1分でした。矢板中央の小森が土壇場で勝ち越しゴール。そのまま逃げ切り矢板中央が2年ぶり13回目の頂点、冬の選手権出場を決めました。
全国大会は、今月(11月)20日に組み合わせ抽選会が行われ、12月28日に国立競技場で開幕します。