交換留学から帰ってからのTOEFLへの取り組み

交換留学から帰ってからのTOEFLへの取り組み

これは、とても多くの帰国生に共通した悩みになります。(たとえば)アメリカの高校に交換留学に行く、と。そうすると、学校では、教科書を「さーっと読んでなんとなく理解して」授業を「なんとなくわかった気になって」友だちと「片言の会話で、基本はビジュアルのお世話になりながら(スマホやネットの写真をみたりとか)楽しく会話をする」という生活になります。それでよいと思います。で、帰国すると、自分ってちょっと英語ができるな、と。周りにこんなできる人いないな、と。それで、「自分はこのまま英語の大学に行って、英語をやるしかない!」なんてね、思うわけです。とても自然なことだし、大学選択の時点で、とても強い自覚を持っているのはよいことです。

ただ、実際にTOEFLやSATの勉強を始めると、じつは、自分は全然英語ができていなかったんじゃないか、ということに気づきます。それはTOEFLのスコアが60前後で停滞していたり、周りがすごすぎたり(これは①本当に日本で小さいころからがんばって勉強してきた人と②ものすごくがんばって勉強してから交換留学をしたので、本当の意味でできるようになった人、と③外国の経験が5年も10年もあるので、できて当然の人、の3つのパターンがあると思います)して、委縮したり、自信を無くしたりするんですね。

でも、英語が好きなのには違いない。

だから、解決策としては、本当に英語を好きになることかな、と思うんですね。友だちとTaylor Swiftのお話しをするのも楽しいけれど、TOEFLのように、大学の教科書の英語を読んで学ぶのも楽しいし、タイピングが速くなるように答案をコピーする練習をするのも楽しいし、レクチャーを聞くのも楽しい、と思うしかないんですね。だって、英語が好きなので。英語が好き、というなら、英語に関することは全て好きになるしかないんです。ご相談者の方は「自信を失った」とおっしゃいますが、自信の問題ではありません。上の①~③の人、誰も自信はありません。実際にあるのは、「自分、英語が好きです」というところだけかと思うんですね。自信は、あるとき砕かれます。けれど、好きなのは何があっても好きなので、ここはブレないと思うんですね。

あなたは英語に対する自信を失ったかもしれませんが、英語のほうはあなたに何もしていません。あなたの好きな英語はそのままずっとそこにいてくれます。だから、まずは英語が好きである、という気持ちを取り戻して、大切に英語に取り組んでみるとよいかと思います。もしかしたら、あまりやったことのない「英文法」に取り組まないといけないかもしれません。けれど、それも英語が好きだからこそ取り組めるし、英文法を学ぶともっと英語が好きになります。

きっと英語が好きなんですよ。ぜひ大好きになってあげてください。いったん大好きになったら、「あばたもえくぼ」。相手の短所も長所に見える。英語が好きなら、長いレクチャーも最後までわかりたくなる。難しい概念の説明も、英語で書かれているから読みたくなる。TOEFLは「英語に自信があるかどうか」のテストではなくて、「英語がどれくらい好きか」のテストかもしれませんね。

たぶん、それだけの情熱をもって取り組めば、TOEFLが終わったころには、もっと英語が好きになっていると思います。

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今回もご視聴ありがとうございました。

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